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【着工式での出来事】

当社の得意先、A工務店さんでは、工事が始まる前くらいの時期に、
着工式というものが毎回行われています。

お施主さんと、工事に関わるスタッフ(担当の設計、監督、大工、協力業者)とが出席し、
スタッフ側からは、自己紹介と仕事へのこだわりなどを一人ずつ話し、
施主さんの方からも一言スピーチをしてもらいます。
約1時間程度、お弁当を食べながら、和気藹々とした雰囲気で進んでいきます。

工事前に、互いに顔を合わせることで、
施主さんにとっては、どんな人が自宅の工事を行うのかもわかり、安心感をもってもらえ、
また、工事に関わるスタッフとしても、より想いを込めた仕事にも繋がり、
形式は、色々と変わっていますが、A工務店では10年近く欠かさず行われている恒例の行事です。

その中でも、お施主さんのスピーチでは、
家づくりを思い立ったきっかけや、何故、A工務店で建てようと決めたのか?
また、着工を迎えるまでの苦労話など色んなエピソードを語って頂けます。
家づくりと言えば、一生に一度の大きなイベントでもあるので、
それぞれのご家族に、それぞれのドラマもあり、涙を流しながらスピーチされる方も珍しくありません。

今日も、1月に上棟を迎えられるご家族の着工式があり、参加をしてきました。
現在は愛知県にお住まいで、両親は安城市、施主さんである息子夫婦は名古屋市内にそれぞれ住んでおられ、
今回、滋賀県の米原市(米原駅のすぐ近く)に同居されることになりました。

奥さんのお仕事が雑誌のライターで、京都で事務所を構えておられ、現在は名古屋から毎日新幹線で通勤しているということで、
旦那さんの仕事場の岐阜県とのちょうど中間地点である米原に決められたということでした。

旦那さんは、国の研究機関にお勤めで、現在、名古屋市内の一等地の公務員宿舎に住んでおられ、
昨今の諸事情もあり、近く転出しなければならなくなったのが、家づくりを考えたそもそものきっかけらしいのですが、
ご両親との同居もこれを機に決断されたとのこと。

最後に、奥さんから、サプライズで旦那さんへ手紙を披露する演出があったのですが、
奥さんにとっては、自分の仕事の都合もあり、自分のわがままに理解を示してくれた、旦那さんに感謝の気持ちを伝え、
また、生まれ育った土地を離れ、全く初めての場所に移り住むことになったご両親へも感謝の言葉を述べようとしたその時、
感極まったのか、涙を流され、そのあとは言葉になりませんでした。

そして、このご家族が滋賀の地に引っ越すという、大きな決断をされることになった理由のひとつが、
A工務店の家づくりに対する考えに共感したことや、実際の施工物件をいくつか目にして確信を得たからとのことでした。

一つの家づくりの裏にあるドラマを垣間見て、こちらももらい泣きしそうなくらい感動したのと、
これは一例にすぎませんが、お客さんからこのような感動を一つでも引き出そうと、どの現場も本気で、一生懸命取り組んでいる
A工務店の若いスタッフたちの存在。A工務店に仕事が集まる理由も垣間見れた一日でした。

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