【4現場上棟】
昨日21日は大安ということもあり、
当社の納材先4現場で上棟がありました。
2現場重なることは、よくあるのですが、
4現場同日というのは、初めてのことでした。
天気も快晴で、どの現場も大きな問題もなく、
無事に棟が上がったようで何よりでした。
そのうちの一つ、15mの地松を使ったお寺の庫裏の現場へ行ってきました。
あの長い地棟が、レッカーで釣り上げられ、しっかりと納まるその瞬間を
カメラに収めようと、意気込んでいったのですが、時すでに遅し、
到着した時には、屋根に垂木を並べる段階まで工事は進んでいました。
前日に棟梁から聞いていた状況では、昼前くらいだろうと聞いていたので、
ちょっと早めの10時30分ころに行ったのですが、
思いのほか順調に行ったらしく、地棟が納まったのは9時過ぎだったとのこと。
これは決定的瞬間を逃したと落胆していたところ、
首から一眼レフのデジタルカメラをぶら下げたおじさんを発見!
住職のご親戚らしく、朝からずっと現場にいて、写真を撮られていたとのこと。
撮影された画像には、その瞬間もしっかりと納められていました。
メールで画像を送って頂き、大事なネタはなんとか確保できました。
現場を見学している80くらいのおじいさん曰く、
「今はレッカーというものがあるから楽で早くていいね。」と
よく考えれば、昔の人は、あの長い丸太も半人力で屋根まで上げていたということ。
上棟ともなると近所の人たちも駆けつけ、何十人も集まってわいわいと言いながら、
上棟式や餅まきなど、それは賑やかなことだったのでしょう。
今回120坪の建て方でしたが、大工さんも10名足らずの人数で、粛々組まれていきます。
一昔前の上棟の風景とは全く様変わりしているのかもしれません。
時代の流れと言えばそれまでなのですが、
昔のことを懐かしそうに話しているおじいさんの姿が印象的でした。