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【思い入れのある桜の木がお箸になりました!】

先日、桜の木で作ったお箸の納品をしてきました。
敷地内の桜の植え替えで伐採された木で、お箸を作り従業員さんに配りたいとのご依頼があったのが、昨年の11月頃だったので、約1年掛りの納品になりました。

3年前にも工場増設にあわせ伐採せざるを得なくなった桜の木で何か出来ないかとの相談があり、その際にはボールペンを300本ほど作らせてもらったのですが、それが好評だったらしく、今回は工場開設50周年の周年イベントに合わせたイベントとしてお箸を配るということになったそうです。

大雪の影響で伐採時期が大幅に遅れ、人工乾燥前の予備乾燥の期間が短くなる可能性のあり、納期に間に合うか心配もあったのですが、少し納期も延長いただき、何とかギリギリ間に合いました。

今回伐採された木は、植えられてから50年近いものも多く、お箸になったときの強度が満足できる材が取れるかどうかが大きな課題でした。やはり、植え替え対象の老木と言うことで、やはり中が朽ちてしまっているものや、割れも多く、当初予定では600膳ほど必要だったのですが、結果的には250膳と大幅に少なくなってしまいました。

最初依頼を受けた時は、割りばしみたいなものを作れればよいかなと思っていたのですが、先方の希望としては、工場にとって思い入れの強い桜の木でもあり、永く使えるものにしたいという強い思いもあり、本格的なお箸を作ることになりました。

そこで、少し前からお付き合いのある、福井県は小浜のお箸メーカー、松勘の松本社長に相談したところ、快諾いただき「思い入れのある桜の木でお箸を作るプレジェクト」として、スタートに漕ぎ着けることとなりました。


お箸の形状や塗装の仕方、箱のデザインなどなど、的確なアドバイスを頂き仕様もスムーズに決定し、先日晴れて先方様に納品する運びとなりました。

周年事業の責任者である先方の女性の担当者様も喜んでいただき、なんとか一安心で終えることが出来ました!

ご依頼主:「皮膚科学領域での卓越した貢献を」マルホ株式会社滋賀工場
お箸製作:「お箸の専門店」箸蔵まつかん 株式会社マツ勘(福井県小浜市)
伐採:安らぎ空間を創造する 川窪造園(彦根市高宮町)
企画(兼ハシ渡し役):「彦根のまちからずっともっと」丸松木材株式会社

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