納材事例

【槐(エンジュ)の床柱、床框】

木偏に鬼と書いて「槐(エンジュ)」

お施主さんが木にはこだわりのある方で、10畳ある和室の床の間に何かちょっと変わったものはないかということで提案させて頂き、床柱と床框に使ってもらいました。

槐の材は、芯材は茶褐色をしているのですが、樹皮は白色で、その樹皮を残すように製材することで独特のコントラストを持った仕上がりになるのが特徴です。その特徴を活かした木彫のフクロウの置物などが有名です。

 

中国では、昔の役人の官位を表すのに槐という漢字が使われていることから出世の木とされているそうです。また、日本でも“延寿”という字を当てて縁起の良い木として重宝されています。

そんなうんちくも添えて納材をさせていただき、お施主さんも、座敷に招き入れたお客さんに話すイイネタが出来たと喜んで頂いているようでした!

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